クボタの本質安全防爆台はかり
KL-100NX-K-IS-Dシリーズ
については11月号のメルマガでも取り上げました。
http://kubota-hakari.net/p.php/6/5/94/
今月は、同シリーズのオプションである
データキャリア(KL-DT-IS)に
ついて少し詳しくご紹介します。
昨今の品質管理や工程履歴管理強化へのニーズが高まるなか、多くの
ユーザー様では、計量器で「はかる」だけでなく、「はかったデータ」
を記録・管理されています。計量データを印字、集計、加工するために、
プリンタやPC、DCSなどが使用されますが、防爆タイプの場合には
少し工夫が要ります。といいますのは、これらのデータ処理機器は
爆発危険場所である計量現場には設置できない場合がほとんどだから
です。(クボタ防爆プリンタEP-PRJは例外)
そこで、危険場所の計量器のデータを安全場所のデータ処理装置まで
送り込む必要があります。
この場合、危険場所と安全場所を通信ケーブルで接続するケースが
多いですが、煩雑な防爆配管を施工したり、危険場所と安全場所を
隔離する隔壁に穴を孔けなければならないなどの手間がかかります。
また、危険場所と安全場所との距離が遠いケースも少なくないため、
送ったつもりの計量データが、先のデータ処理機器に届いていない!
というようなトラブルも起こりえます。(プリンタの用紙切れ、PCの電源
OFFなどの場合)
それら有線式のデメリットを解決し、カンタン・確実に計量データを
ハンドリングする手段として、
データキャリア(オプション)の活用を
ご提案します。
<<赤外線光通信ではかりと双方向通信をするデータキャリア>>
データキャリアの特長を以下の3点に集約してご紹介します。
① データキャリア自体が本質安全防爆機器(ExiaⅡBT4)です。
したがって、爆発危険場所における、はかりとの通信が可能です。
② データキャリア1台で、はかり4台との通信が可能です。はかり
にIDを付すことにより、各はかりごとのデータ収集が可能です。
③ データキャリアでは、「日付・時刻・回数・CODE・ID・質量値」
を1,010件まで記憶できます。(下の画像をご参照下さい)
<<データキャリアの表示部>>
そして、最大のメリットは下図の機器構成のように、データキャリアを
危険場所から安全場所へ持ちだす(キャリー)ことにより、カンタン・
確実に計量データの受け渡しができる点です。
煩わしい配管・配線工事いらずで、データの受け渡しミスも防げる!
クボタ データキャリア(KL-DT-IS)・・・
防爆工程をお持ちのユーザー様は是非ご検討をお願いいたします。