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研究室

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クボタが取り組む7つの研究室 「クボデジ・オーソリティ」

(5)デジタルロードセルの優位性[その1:高精度・高信頼性]

今回は、アナログロードセルと比較した場合の、デジタル
ロードセルの優位性のうち「高精度」・「高信頼性」について
解説します。

デジタルロードセルの「高精度」・「高信頼性」という優位性
は、デジタルロードセルの次の3つの特性から導き出され
ます。

  ①ロードセル単体でデジタル校正されている
   (定格出力=600,000カウント ※1)


    ※1:一部600,000カウント以下の型式もあります。

  ②温度センサー内蔵で、内部で自動温度補正演算を行う

  ③重量データを直接デジタル信号で出力する


アナログロードセルの場合には、アナログ校正(20mV/V)
されたロードセルから取り出したアナログ信号(微弱電圧値)
をケーブルを経由して重量指示計でデジタル変換するため、

  (1)ロードセルと指示計やケーブルとの組合せ誤差が発生する

  (2)各機器間の温度影響を受ける

  (3)信号伝送中にケーブルにノイズが生じる可能性がある

などの誤差要因があるのに対し、デジタルロードセルの場
合には温度補正された重量データが直接デジタル信号で取
り出せるため、上記のような誤差要因が存在しません。





以下に、当社従来製品比の仕様対比表を示します。



デジタルロードセルが「高精度」・「高信頼性」と賞される
理由がお分かりいただけましたでしょうか?

次号では、デジタルロードセルのメンテナンス性について
研究していきます。