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研究室

研究室

クボタが取り組む7つの研究室 「クボデジ・オーソリティ」

(4)デジタルロードセルについて

この研究室では、ひずみゲージ式ロードセル(アナログ電圧を
出力するロードセル)の原理についてご説明してきました。
この形のロードセルは、計測器・指示計とも多くのメーカーで
各種揃っており、技術的には完成された姿でお客様に供給され
ています。

世の中は、デジタル技術の進歩と普及により、アナログからデ
ジタルへの移行がもたらされています。テレビ、音楽媒体、携
帯電話など、デジタル機器のイメージは、ノイズが少なく高品
質である、保存性がよい等があげられます。
計量計測市場においても同様で、直接デジタル信号を出力する
センサーのニーズが高くなってきました。クボタでは、ひずみ
ゲージ式ロードセルに増幅部、A/D変換部、演算部、通信部
を組み込み、デジタル信号(RS-485)を出力するデジタ
ルロードセル(D-LC)を我が国で先駆けて商品化し、自社
で生産している計量器のほとんどにD-LCを搭載しています。

(下図はD-LCの概念)



欧米、中国のメーカーではすでに市場に多くのD-LCを販売
しており、国内他社でも生産開始し、計量器に搭載されていま
す。
(弊社では、D-LC搭載の計量器カタログには以下のロゴが
 入っています。)



クボタでは、1996年発売の「KL-100」台秤にD-LC
を搭載したのを皮切りに、2000年頃よりD-LC単体の
本格販売を開始し、今日に至ります。


次回は、D-LCについて、具体的にどのようなところが良い
のか、そのメリットをご紹介したいと思います。