一部の取扱原料の価格高騰もあり、正確な計量のニーズはますます高まっています。敷地内に設置されるトラックスケールが、見た目もキレイで、しかも正確な計量をご提供できれば、それは、お客様の会社の信頼を支える”顔”としても重要になります。
トラックスケールのメンテナンスに関しては、主に次の3項目に区分されます。
1)お客様による点検
2)お客様(または専門業者)による補修
3)定期検査
以上の3項目について、それぞれご説明いたします。
1)お客様による点検
~トラックスケールの点検項目~
①日常点検
・基礎とのスキマ目視(載台やストッパーボルトが基礎にあたってないか、
逆に極端に広くなっていないか)
・電源ONしたら、『0kg』と表示するか、エラーメッセージが出ないか
・表示重量がふらついたりしないか
・計量した重量値が明らかに異常ではないか
②毎週点検
・本体と基礎の間、あるいは排水口にドロやゴミが詰まっていないか
③3ヶ月~半年点検
・ケーブル類に損傷がないか
・ロードセル周辺にドロやゴミがついていないか
2)お客様(または専門業者)による補修
~トラックスケールの補修、部品交換(目安は2年に1回)~
・台部塗装 :タッチアップペイント、および状況に応じて全面塗装
・台部ボルト:増し締め、および状況に応じてボルト交換
・ロードセル:グリスアップ、および消耗部品交換
・電気部品 :ジャンクションボックスの絶縁チェック、指示計部の動作チェック
※尚、取引証明用の計量器(特定計量器)の重量調整は、法律により禁止されて
います。
3)定期検査
『法規制の研究室』2月号でご説明の通り、取引証明用として使用される場合は、
『定期検査』を受けなければなりません。
これに合わせて、補修や部品交換を計画的に実施されることをご推奨いたします。
また、定期検査業務も含め、弊社にご相談いただければ、お近くのサービス会社をご
紹介させていただくことも可能です。
私どもメーカーとしましても、お客様がキレイにトラックスケールを使っていただけると、とても嬉しく思います。正しいメンテナンス方法をご理解いただき、より永くトラックスケールをご使用いただくために、クボタは責任を持って、お客様をサポートいたします。
ご不明な点がございましたら、遠慮なくご質問をお寄せください。