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研究室

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クボタが取り組む7つの研究室 「クボデジ・オーソリティ」

廃棄物計量システム導入事例 (クボタ工場)

『3R』 の言葉で代表されるように、ゴミを減らすことは社会全体の課題であり、
地球環境保護のために不可欠な取組みの1つです。

クボタでは、色んな業界・現場で様々な 「はかる」 を提供させて頂いておりますが、
一昔前とは少し違ったものをはかるニーズ、【ゴミをはかる】というニーズが増えて
きていますのでご紹介致します。
 
まず事例として取り上げますのは私たちクボタのはかり製造工場(大阪府八尾市)
に設置されている「廃棄物計量システム」です。
 ■廃棄物計量システムの全景


ISO14001認証取得工場であり、ゴミ削減を含めて環境問題への取組みは
行っているのですが、一般従業員からは次のような声が聞かれることがあり
ました。

  「自分たちのゴミってどれくらい出てるのかな」
  「あとどれくらいゴミを減らせばいいのだろう」
  「ゴミを減らしたらどんな効果があるのかな」

そこで導入されたのが「廃棄物計量システム」です。
機器構成は次の通りです。

 ■システム構成


ゴミの排出部門(職場)およびゴミの種類毎に排出量を重量計測し、データ管理する
だけの仕組みですが、これにより、自分たちの職場から出されたゴミの月次推移が
具体的に把握できるのです。具体的に把握することで、職場に潜在する問題が顕在化
し、取り組むべき課題が浮き彫りになってきます。
 
また、当工場は、はかり製造部門以外に破砕機製造、液中膜製造など多様な事業が
同居しており、構内外部従業員も含め、色んな人がゴミ集積場にゴミを持ち込みます。
ゴミを「捨てる」という行為に「はかる」という手間が加わることになり、抵抗する
声も少なくありませんでした。

 ■計量中の様子


しかし、約8年前からゴミ計量システムを販売しており、最近では大手ディベロッパー様
への同システムの継続的な納入実績で得たノウハウを武器に、使いやすさと効果が出る
仕掛け提案で評価を得て使用されています。

 ■タッチパネル式コントローラ SP-500-D

 
これにつきましては次月の研究室で詳しくご紹介したいと思います。