ハードウエア、OS、ソフトウエアを一新して新発売 ★ Type-G ★
クボタの「LPガス充填合理化システム」については、以前このコーナーでも
紹介しました。
LPガスはクリーンエネルギー →
http://kubota-hakari.net/p.php/6/6/74/
納入事例 三河湾ガスターミナル様 →
http://kubota-hakari.net/p.php/6/7/20/
豊通エネルギー様 →
http://kubota-hakari.net/p.php/6/7/96/
LPガス充填機は、クボタの「はかり技術」をベースにして、容器(各種ボンベ)
中の残ガス重量の計測と、目標充填重量に達するまでの充填管理を行う設備
です。充填設備には、「はかり技術」だけでなく、「防爆技術」、「制御技術」、
「空圧技術」、「自動化技術」など多様な技術が掛け算され製品化されて
います。今月は、当社のLPガス充填合理化システムに活かされている
「情報処理技術」について、バージョンアップしたコンピュータシステムの
ご紹介を兼ねて説明します。当社でLPガス「充填合理化システム」と呼称
するゆえんは、まさに充填機の技術に、この「情報処理技術」を融合されて
いるからにほかなりません。
それでは、Type-Gと命名された新しいコンピュータシステムの概要を
紹介しましょう!
バージョンアップしたLPガス充填管理コンピュータシステム
Type-G の卓上機器
まずは、Type-Gのコンピュータシステムで、何ができるか!?を列挙します。
(1)バーコードラベルをキーにして、残ガス計量に始まる充填・出荷作業を
正確かつ迅速に処理することができます。
(2)現場作業の合理化だけにとどまらず、充填日誌の作成、納品書の発行、
各種日報・月報集計処理、配送管理の自動化など、事務業務の合理化にも
貢献します。
(3)ユーザー様(充填所様)側の上位配送予測管理システム、経理・販売
処理システム等とのデータの受け渡しによる、トータルでの業務の合理化が
可能です。
(4)緊急時、異常時にも充填所の稼動をストップさせないよう、二重三重の
バックアップ機能を備えており、さらに充填記録の保存も万全です。
つぎに、Type-Gでは、従来のバージョンからどこが変わったのか?に
ついて説明します。
Type-Gのシステム構成
(A)ハードウエアの進化
・バックアップ装置を光磁気ディスク(MO)から、大容量かつ高速である
外付けハードディスク(HDD)に変更。充填データ、容器マスターデータ
はサーバー内蔵のHDD(ミラーリング仕様)と外付けHDDとで3重のバック
アップ。
・システムのLANネットワーク化。機器構成の自由度が拡がります。
・LCDモニターを従来の15インチから19インチへ拡大。大きく見やすい環境
を実現。
(B)OS(基本ソフト)の進化
・最新のWindows 2008 Server 搭載。
(C)ソフトウエアの進化
・操作性の向上を図りました。グラフィカル・ユーザー・インターフェース
(GUI)を駆使した画面レイアウト。
直感的な操作を可能にするGUI画面
・ユーザー様でのカスタマイズが可能。よくお使いになるメニューを集めた
「お気に入りメニュー」を採用。
・クボタの保守契約システムと連動したメニュー。定期点検やソフトサポート契約
を促す仕組みが組み込まれています。
・他社製充填システムとのインターフェースの拡充。
最後に掲げた他社製充填システムとのインターフェースの拡充により、現在
ご使用中のクボタ製以外の充填機に、最新のType-Gをリンクさせること
も可能になりました。
クボタ製LPガス合理化設備をご使用中のユーザー様、さらに他社製設備を
ご使用中のユーザー様、是非バージョンアップした充填管理コンピュータ
システム Type-Gの魅力に触れていただきたいと思います。