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研究室

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クボタが取り組む7つの研究室 「クボデジ・オーソリティ」

検定と定期検査

計量法の目的や概要は12月号で説明しましたね。
(ご覧になっておられない方はバックナンバーをご参照ください。)

計量法の対象となる(=取引証明用として使える)計量器は『特定計量器』と呼ばれ、「検定」を受けなければなりません。

検定の合格条件は、検定検査規則に定める性能・構造基準に適合し、器差が同規則に定める検定公差内であることです。
検定に合格したことによって付けられた証印が、”取引証明用に使えるんだよ”という証(あかし)になるのです。

ここで大切なことは、検定付のはかり(特定計量器)を使用される方は、「定期検査」もしくは計量士による「代検査」を受けなければならないことが定められており、2年に1度行います。

お住まいの地域を管轄する計量検定所等のホームページを調べてみてください。
「×月○日、□□市では、△△小学校で集合検査実施します。」
等の案内が出ていることがあります。
そこに計量器を持ち込めば、定期検査を受けることができます。


クボタでは、計量法に定められた「指定製造事業者」として国内メーカーでは先駆けてこの指定を受けており、自社検査によって検定証印と同等の効力を有する「基準適合証印」を付して出荷しています。



また、ドクターNが説明しておりましたように、特定計量器として使用されない場合には、定期検査を受ける必要はありません。代わりに、はかりの使用者によるチェック(即ち自主的な検査)が大切ですね。