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研究室

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クボタが取り組む7つの研究室 「クボデジ・オーソリティ」

豊通エネルギー殿 豊田『新』LPG充填所とクボタLPG充填システムの実力

豊通エネルギー(株)(本社:豊田市)殿は、このほど豊田『新』LPG充填所の
増強改修工事を完了され、2月5日に取引先や関係者を招いて竣工式を
行われました。新聞報道によれば、「新」充填所の年間充填能力は4万トン
に倍増、内陸型充填所としては全国トップレベルの規模になるといいます。
(石油化学新聞社発行 プロパン・ブタンニュース2月16日付け紙面)

このリニューアル工事は、1年6ヶ月の工期を要する大規模なプロジェクト
で、第1期から第3期の3部構成で施工されました。特筆すべきは、この
長期にわたる工事が、予定工期を1日も遅れずに順調に進められ、無事故・
無災害で、工期どおりの竣工を果たされたことだそうです。

今回は、第2期工事において、クボタのLPG充填システムをご採用いた
だきましたので、「新」豊田充填所様の充填能力のアップと、そのお手伝い
をする当社のLPG充填システムについてご紹介します。

クボタは、2つの回転式充填ラインと、定置式充填機を納入させていた
だきました。
  ① 14連 全自動回転式充填機(50kg,30kg,20kg容器用)
  ② 8連 半自動回転式充填機(フォークリフト容器用)
  ③ 定置式手動充填機(2台)

それぞれの画像とクボタ型式を示します。

① R-AA-14/14
   
 充填はもちろん、残ガス容器の搬入から搬出までを全自動化。
 自動キャップ脱着装置やガス漏れ検査装置(リークディテクタ)を
 搭載しています。写真にあるとおり、50kg,30kg,20kg の各容器が
 ミックスしても自動充填が可能です。
 このラインでは、日産1,800~2,000本の充填能力があります。

② R-MA-A-8/8
   
 容器の搬入と自動充填ユニットの装着を手動で行えば、あとは
 容器バルブの開閉、自動充填、充填ユニットの離脱、容器の搬出
 まですべて自動化できます。本ラインでは、フォークリフト容器へ
 特化した設計を行いました。このラインでは、日産1,800本の
 充填能力があります。

③ S-ER
   
 手動タイプのコンパクトな充填機です。10kg以下の容器など、ロットが
 少ない容器への充填に適しています。

以上、充填能力についてご説明しましたが、「新」豊田充填所様の設計
コンセプトは「効率アップ」ばかりではありません。「安定供給」や
「品質向上」も重要な要素として取り組まれています。設備故障時の
バックアップ体制の確立や、全シリンダー容器のリークチェック実施
などがその内容です。

エネルギー供給の重責を担う豊田『新』LPG充填所様の真摯な取り組みに、
クボタとして少しでもお役に立てれば嬉しい限りです。今後とも揺るぎ
ないサービスに努めなければ!と身が引き締まる思いです。

なお、竣工式において、豊通エネルギー(株)様から身に余る感謝状
を頂戴しましたので、ここにご披露申し上げます。