フィーダの研究室へようこそ。
粉粒体の連続定流量供給器 ”フィーダ”の前後装置とし
て活躍する異物選別機「PLATON(プラトン)」は、
ドクター・Nが説明しておりました通り、元々は、お米に
混入する異物を選別する機械から生まれました。
お米は、私たちが毎日のように口にする食材であり、その
品質管理はとても重要ですね。
例えば、下の画像のように、カメムシの被害を受けて変色
した米や小さな石ころ(写真:左)や米と同じように白色半透
明のガラス(写真:右)が混入したまま食卓まで流通する
と、大変なことになります。
選別の原理は、下図の通りです。
高精度のラインセンサカメラが、シュート上を流れるお米
を検査し、不良品を発見すると、エアエジェクタで吹き飛ば
すという仕組みです。
これを応用して開発されたプラスチックペレット用異物選別
機「PLATON」は、異色粒だけでなく、粒についたわずか
な汚れや黒点なども見分け、選別することができます。
これらの不良ペレットは、加工され、電子部品などに使用さ
れる際、導通不良を起こす等の問題を誘引する原因になり
ます。
次回、この「PLATON」について、もう少し詳しくお話させて
いただきます。