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今月の特集

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【事例紹介】

KM型フロアスケール設置時の豆知識について

今月はクボタのKM型フロアスケールをお客様へ納品させて
いただいた後の豆知識をご紹介します!


   マルチロードセル式大型フロアスケール KM-Dシリーズ

出荷時の梱包荷姿はつぎの画像の通り、フロアスケールを木製の
スキッドに載せ、その上をカートンで梱包します。



通常は混載便の運送会社を使って出荷します。



お客様にお届けした状態です。トラック車上渡しを原則と
させていただきます。


さて、お客様では荷卸しの後、設置場所への横持ちのため画像のように
フロアスケールをナイロンスリングで吊る場合があるじゃろ。



その場合には、載台部の額板(いちばん上の天板のこと)を取り外す
必要があるのじゃよ。皿ビスで固定されているので大き目のプラス
ドライバーを使うのじゃ。あ、手指を挟まないようにご注意を!



また、横持ち運搬だけでなく、フロアスケールを床面に設置する場合
にもアンカーボルトで固定するので、額板は一度は必ず取り外すこと
になるのじゃ。


床面上に設置するのではなく、ピットを施工して設置する場合も同じ。




ピット内へ吊り降ろしたり、アンカーボルトで固定するためには額板を
取り外さなければならないよ。


さて、「豆知識」というのはココからなのじゃ。
いったん取り外した額板を元に戻す際に、額板の皿ビスの穴と本体側の
タップ穴の位置がピッタリ合わない!というお客様のご指摘を頂戴する
ことがあるのじゃ。

しかしこれには理由があるのじゃよ。クボタではKM型フロアスケールの
製造時に、1台ずつ現物合わせ(「現合(げんごう)」といいます)にて
額板と本体側の穴加工をしているからなのじゃ。
じゃから、額板を90度ごとに回転させると必ずしも穴位置がピッタリ
合わない場合もあるのじゃ。

穴位置が合わない場合にはフロアスケールをよく見てほしいのじゃ。
クボタでは現合の位置を示すために、額板と本体側に位置合わせのため
の刻印を施しておる。この双方の刻印箇所を合わせると穴位置がピッタリ
合うのじゃ。これが紹介したかった豆知識じゃ。


 塗装で見づらいですが、数字「2」が刻印されています(数字は変わります)


 額板上の「2」と本体側(ノセダイウケ)の「2」の位置を合わせます

それぞれの部品をいくら精度よく加工しても、各誤差の集積により
最終組み立ての際に穴位置が合わないことはよくあること。
特にKM型フロアスケールは、お客様のご指定のサイズを1cm単位
で承るセミ・カスタムメイドの製品。ご注文をお受けしてから製作
し、最後に現合で穴加工をします。

一品一品、心をこめて製作しているKM-Dシリーズ。
これからも益々のご愛顧、よろしくお願いいたします!