クボタはかりネットへようこそ!!はかりしれないはかりの話。愉快な仲間がお届けします

今月の特集

今月の特集

事例紹介

演算機能も便利なトラックスケール用データ処理プロセッサSP-600

今月はクボタのトラックスケール用データ処理プロセッサ、
SP-600の便利な演算機能についてご紹介するとしよう!

トラックスケールの基本機能は、実車重量から空車重量を
減算して積荷の重量を算出することじゃな。この積荷の重量
のことを「正味重量」と呼んでおる。

SP-600ではこの「正味重量」をベースに様々な演算を
行い、お客様が必要とする計算結果を出力する拡張機能を
備えているのじゃよ。

先週、演算機能についてお客様からご相談を受け、訪問して
きたんじゃな、クボデジ君。

 
  SP-600 トラックスケール用
   データ処理プロセッサ

はい、行ってきました。クボタの協力会社さまで鋳物再生砂を計量
されているお客様でした。ご相談内容は、次の通りでした。
 ① 積荷はフレコンに詰めた再生砂です。
 ② 一度計量で正味重量を算出していますが、それはフレコンの
  重量を含んだ数値です。
 ③ フレコン重量(固定)を差し引いた再生砂だけの重量を計算
  したいのですがどうしたらよいですか?現状は手計算をして
  いますので手間がかかります。

手計算はメンドウだし、計算ミスしちゃいそうね。
SP-600の演算機能を使えば自動計算できるのかしら?

簡単にできるよ。
演算種「風袋」を使用します。下の計量伝票イメージを見てください。
こちらのお客さまの場合は、正味重量からフレコン重量(132kg)を
差し引く演算をしています。補正値(132kg)は車両や品種ごとに
事前設定ができるし、計量の都度変更することもできます。

 

うむ。演算種にはいろいろあるのじゃ。
「体積」演算の例を示そう。重量値(kg)を比重(kg/ℓ)で除算すれば
体積に換算できるじゃろ。例えば、浄水場の貯水池でタンクローリーに
積んだ薬品を投入する場合。トラックスケールで投入前後の質量を計測し、
投入重量(正味重量)を算出する。そして、それを体積演算すれば、投入
した薬品の体積が分かるという具合じゃな。

 

もっと複雑な演算もできるよ。
軽トラックでプラスチックコンテナに入ったミカンを計量する場合の例。
「単重引き」という演算種を使います。軽トラに1個1.5kgのコンテナを
60個積んでいるとき、正味重量からコンテナ重量(1.5kg×60個=90kg)
を引き算します。コンテナ重量(単重)をあらかじめ登録してあれば、
コンテナの個数を入力するだけで自動計算します。

 

演算種は最大3種類を使用することができるので、例えば古紙回収の場合、
最初に「水分率」(5%)を引いて、つぎに「単価」(20円/kg)を掛け算
して、最後に「税率」(10%)を掛けることもできるのじゃ。計算結果を
丸める位も自由に設定できる。計量伝票の例じゃ。

 

「正味重量」を計測するだけでなく、各種の演算機能を実装した
SP-600データ処理プロセッサを、お客様の業務効率アップ
にぜひお役立てください!