クボタはかりネットへようこそ！！はかりしれないはかりの話。愉快な仲間がお届けします
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【トピック】
クボタの重量指示計KS-C7200シリーズは、制御盤へのパネルマウントに
適した外形と、台はかり、トラックスケール、ホッパ／タンクスケール等、
用途の多様さがセールスポイント！ すでに多くのお客様にご採用頂いて
いるコントローラじゃが、このほどの仕様変更でさらに機能を拡張させ、
フィールドバスオプションへの対応を可能したのでご紹介するとしよう！
重量指示計 KS-C7200シリーズ
今回新たにKS-C7200シリーズに追加可能となったフィールドバス
オプションは次の４種類です。
① 7200 CC-Linkオプション（CC-Link Ver.1.10 / 2.00 準拠）
② 7300 DeviceNetオプション（DeviceNet Release 2.00 準拠）
③ 7300 Modbus-TCPオプション（Modbus/TCP(Ethernet)）
④ 7300 Modbus-RTUオプション（Modbus/RTU(RS-485準拠／RS-232C準拠)）
フィールドバスオプションを追加すれば、ナニが
できるのか？教えてください。
フィールドバスとは、簡単に言うと、「省配線で多連制御に適した通信方式」
のことじゃよ。
例えば、フィールドバスで構築したシステム例を見てほしい。
フィールドバス接続を使えば、上の図のようにPLC（プログラマブル・コントローラ、
シーケンサなどを指す）と各現場機器との間を１本のケーブルで配線すればＯＫ！
なのじゃよ。
フィールドバスの特長として以下の４点が挙げられる。
（１）「省配線」のため、配線コストの削減が可能。
（２）「現場機器の増設」が容易にできる。
（３）各機器が「同じ通信規格」で動作するので、新たなソフト開発費を圧縮できる。
（４）各機器間の通信がデジタル信号で行われるので、アナログ⇔デジタル変換が不要。
「高精度」の通信が確保できる。
以下で一つずつ説明しよう。
（１）「省配線」については一目瞭然だね。１本のケーブルで配線すれば
よいからね。。
一方、フィールドバスを使用しないシステムでは、PLCと各現場機器を個別に
接続しなければならないので、ケーブルの本数が増え、配線が煩雑になります。
ケーブルの本数だけではなく、ケーブルの芯数も問題になるよ。
例えば、クボタKS-C7200シリーズとPLCとの間の通信を、フィールドバスを
使わないで、シーケンサ接続Ｉ／Ｆ、ＢＣＤ入出力、制御Ｉ／Ｏ入出力の３つ
で行う場合には、個別に３本のケーブルが必要になり、そのケーブルの芯数は
最大で24芯、50芯、36芯となるんだ。太いケーブルを引き回す苦労もでて
くるかも。
フィールドバスなら、１本の通信ケーブルで済み、しかもそのケーブル芯数は
たったの４芯です。トータルの配線コストの差はとっても大きいはず。
（２）「機器増設」についても、フィールドバスの場合には新たな
ケーブルを敷設し直す必要はないぞよ。既存の「バス」にぶら下げてあげれば
よいだけじゃ。いわゆるワタリ配線やＴ字分岐により、簡単に現場機器の増設
ができるのじゃよ。
さらに、（３）フォールドバスの「通信規格」は、よく整理・統合されている
うえ、その使用が公開されています。したがって、設備ユーザー、各機器メーカー
の双方において、個別の通信方式を開発する手間が省け、機器導入コストを圧縮
できるというメリットがあります。
また、ユーザー側には、フィールドバスの規格に準拠している機器であれば、
どのメーカーのものでも自由に取捨選択できる（マルチベンダー）というメリット
もあるんだ。
最後に、（４）「高精度」について。
フィールドバスによる通信は、すべてデジタル信号によって行われるため、
アナログ⇔デジタル変換による情報精度の劣化が生じないというメリット
もあるのじゃ。
クボタ重量指示計、KS-C7200シリーズにフィールドバスオプションを拡張
したのはナゼなの？
うむ。よい質問じゃ。
KS-C7200シリーズは、台はかりやトラックスケールやコイル計重機など、
取引・証明に使用できる「特定計量器」を構成できる指示計じゃ。
お客さまから、取引・証明に使用できる計量器をフィールドバス接続で
設備に導入したい！というご要望が多く寄せられておったのじゃ。
今回は、それらのご要望にお応えするため、オプション拡張を実現した
次第じゃ。
是非、KS-C7200シリーズ＋フィールドオプションのご導入をご検討
ください。
