クボタはかりネットへようこそ!!はかりしれないはかりの話。愉快な仲間がお届けします

今月の特集

今月の特集

【新製品紹介】

<高精度検定品も製作可能!> EXMシリーズ 樹脂充填防爆型台はかりを発売します

クボタでは、来年(2020年)1月に、EXMシリーズ樹脂充填防爆型
台はかり(シングルポイントロードセル式)
を発売する。

クボタで、卓上型(MS型・S型)、小型(A型)、中型(B型)と呼称
している4サイズの販売を一斉に開始するのじゃよ。

  
      小さい方から(上から)MS型、S型、A型、B型


載台カバーに表示したデザインロゴをご覧の通り、心臓部である荷重センサ
には、樹脂充填防爆型のデジタルロードセルを1つ搭載しておる。

       

このロゴが、樹脂充填防爆構造 protection by encapsulation の防爆構造の
種類を表す記号”m”をモチーフにしていることは8月号の記事でご紹介済み
じゃったな。

8月号では、KM-D-EXM樹脂充填防爆型マルチロードセル式
台はかりの先行発売についてご案内したよね。こちらは4つの
ロードセルを搭載した台はかりで、クボタでは大型と呼んでいる
機種なんだ。んで、今月ご紹介するのはロードセル1点支持式の
中型以下の機種です。

樹脂充填防爆構造の定義や沿革、樹脂充填防爆型ロードセルの
特長などについては、8月に詳しくご紹介したので省略します。

今月は、主にEXMシリーズ台はかりのラインアップと特長に
ついてご説明します。

そうじゃな。EXMシリーズ台はかりの最大の特長は、従来の耐圧防爆型
EXシリーズ台はかりでは対応できなかった高精度検定品の製作が可能
なった点じゃな。

従来は標準精度(1/3000)止まりであった検定品じゃが、新しいEXM
シリーズでは取引・証明に使用できる高精度検定品(1/6000)を標準採用
した。これも樹脂充填防爆型デジタルロードセルの開発による成果なのじゃ。

 
      樹脂充填防爆型デジタルロードセル EA-EXM

これでお客様の選択肢が、
①検定無し、②1/3000検定品(C3仕様)、③1/6000検定品(C6仕様)、
の3つに増えたことになる。

次の特長は、4種類の載台サイズ(MS型、S型、A型、B型)、2種類の
台部材質(スチール製(-SS)、ステンレス製(-SUS))をそれぞれ標準採用して
ラインアップを拡充した点です。

防爆台はかりは、様々な容器や被計量物の計量に使用されます。
製品ラインアップが豊富だと、例えば小容器にはMS型、20ℓ缶にはS型、
BIB容器にはA型、ドラム缶にはB型など、容器や内容物に応じて最適な
計量台部を選定できることになるのさ。また、内容物が容器から載台上に
こぼれることが多いので、水や汚れに強いステンレス製を選ぶってことも
可能だね。

以上通り、標準採用された検定仕様、サイズ、台部材質の種類がそれぞれ
増加したことにより、EXMシリーズ台はかりの製品ラインアップは下表
のように大幅に拡充したのじゃ。
 
 
 ※ 型式名に「-SUS」が付されているものは台部材質がステンレス製で、それ以外はスチール製です。
 スチール製の場合も載台部分はステンレスです。

 ※ 型式名に「-C3」を付しているものは3,000目量、「-C6」を付しているものは6,000目量です。
 いずれも取引・証明に使用可能な検定品を製作可能です。


このラインアップのなかから、お客様の容器や被計量物、さらにはご用途に
ジャストフィットする機種をお選びください。

出番がなかったので、重要な防爆マーキング等の情報をケイちゃんから
お知らせするわ~。

EXMシリーズ シングルポイントロードセル式台部の防爆等級は・・・

 

カバーする爆発性のガス・蒸気の範囲が、従来の耐圧防爆型EXシリーズ
台部(防爆等級 Ex d ⅡB T4)よりも拡大しましたー。

EXMシリーズ樹脂充填防爆型台はかりは、各機種を標準採用すること
により、ご注文を頂いてから工場を出荷するまでのリードタイムを短縮
しておる。来年年明けからご注文をお受けしますので、営業部門まで
何なりとお申し付けください。

でわ、よいお年を~!