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今月の特集

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教えて!ドクター・N

収穫シーズン到来! コメの紙袋出荷に適した計量器 2機種発売

「クボタは人類の生存に欠かせない 『食料・水・環境』
グローバル・ループを事業の柱にしています。
今月は収穫したコメの出荷・流通の効率化に貢献する
計量器を紹介します。」

「2機種あるのじゃ。
1機種めはクボエコシリーズ デジタル台はかりの派生機種、
KL-100NX-K-64A。 30kg詰め紙袋の計量に最適化
した計量器で、産地のお客様のご要望にお応えして採用
した新機種なのじゃ。」

「この機種は、ひょう量・目量切替え式で、
  ひょう量:32kgのとき、目量:10g
  ひょう量:64kgのとき、目量:20g
のいずれかを選択して計量できるんだ。ひょう量とは計量できる
最大能力、目量とは最小目盛りのことさ。32kgまで10g刻みに計量
できる点がミソ。従来機種は10g刻みで計量できるのは、30kgまでに
限られていたのさ。だから、30kgを少し超えるコメ袋をはかるときには
20g目量で計量するしかなかった。」

「うむ。
『減算式風袋引き装置』と『総量=風袋量+正味量』の関係
じゃな。

詳しい説明は研究室に置いておくが、つまりコメをきっちり30kg詰めた
紙袋の重量は30kgを少し超える。紙袋の重量が加算されるからじゃな。
そこで、ひょう量を32kgに拡張することにより、30kgを少し超えるコメ袋
の場合も10g目量で計量できるようにしたのじゃ。

KL-100NX-K-64Aは信頼の 国家検定品。目量10gの高精度で、安心して
取引・証明に使用できる特定計量器じゃ。」

「2機種めは、

『こぶくろう』と読みます。30kg詰めコメ袋のことを、個袋(こぶくろ、こたい)と呼ぶことから命名しました。

コ福郎は特定計量器ではなく、自動はかりです。はかりに紙袋をセットしてボタンを押せばゲートが開き、上部のホッパからおコメが袋に投入されます。そして設定重量になればゲートが閉まる袋詰め計量器です。

コ福郎のひょう量は35kg、目量は20g、最大処理能力は1時間に60俵です。」

1俵=60kg換算

「コ福郎の製品質量は約35kg。キャスター付きじゃから、人力で
ラクに移動させることができる。

また、コメの色彩異物選別機 『選別王』 と組み合わせることに
より、不良米を排除し、良品のみを袋詰めすることも可能じゃ。」

  
  キャスターを転がしてラクラク運搬       選別王『KG-S50X』と直結

「昨今、コメの流通形態が多様化し、農協(JA)向けに1トンのフレコンで
出荷する一方、直売所や特販先には30kgの紙袋で出荷するなど、計量器に
対するニーズも大口、小口に分化しているといわれる。」

「今回紹介した2機種は、いずれも30kg詰めコメ袋の充填や取引に最適化
した製品じゃ。クボタでは大口の1トン用フレコンの計量に適した計量器も
ラインナップしておる。ひょう量1500kg、目量500gの 『トン福郎』 および
『U-スケール』 じゃ。小口から大口まで、クボタではコメの出荷計量を
幅広くサポートしておるので、なんなりとご相談ください。」

『減算式風袋引き装置』『総量=風袋量+正味量』について詳しくは、http://kubota-hakari.net/p.php/6/2/189/