クボタはかりネットへようこそ!!はかりしれないはかりの話。愉快な仲間がお届けします
ドクター・Nのうんちく
「いきなり難しい話をするが、真の値(true value)は誰にも分からないと
言ったら驚くかのう。
じゃが、JISの計測用語の定義によると、次の通りじゃ。
『真の値=ある特定の量の定義と合致する値。
備考 特別な場合を除き、観念的な値で、実際には求められない。』(JIS Z8103)」
「どんなに正確な計測器で適正に計測しても、その測定値が真の値かどうかは
分からないという訳だね。でも、真の値が存在する範囲は数値で表すことが
できるんだ。」
「うむ。それが『不確かさ』じゃ。『不確かさ』は、測定値のばらつき
の大きさを数値で表したものであり、計測データの信頼性を表すための
評価尺度である。」
「これまでは、不確かさを考慮せずに国際標準とのトレーサビリティが
取れていればよしとする向きもありましたね。でも、切れ目ないつながりの
各所で不確かさが介在しているのは明らか。」
「じゃな。このほど、クボタ計装がJCSS校正サービスを開始した。
JCSS校正された分銅を用いてはかりの校正を行い、計測値に不確かさを
表記する校正サービスである。これはJCSS登録事業者にしか許されていない
校正サービスじゃ。
では、研究室でクボタ計装のJCSS校正サービスの事業内容を紹介しよう。
研究室はコチラ http://www.kubota-hakari.net/p.php/6/5/196/」