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研究室

研究室

クボタが取り組む7つの研究室 「クボデジ・オーソリティ」

荷姿改善

クボタが取り組む”荷姿改善”についてご紹介
いたします。

モノづくりの現場において、協力会社からの仕入れや
製造工程の過程における部品移動の際に、容器が必要
です。

その容器の状態により、部品の品質が左右されることも
ありますし、容器への入れ方・並べ方のルールによって
数量を確認して、次の発注時期を決めます。

クボタでは、作業者の動作のムダを省くのはもちろん、
モノが動く際に発生する無駄を最小限にすることに注力
しています。

これには輸送容器と作業ルールの面で2つのポイントが挙げられます。
①安全に正確に短時間で届けられる容器
②取り出しやすく数えやすいルール

この2つのポイントによって、現場に最適な荷姿を現場の
作業者自身が考える風土を大切にして、クボタでは
「荷姿改善コンクール」を継続的に実施しています。

今回は、「荷姿改善コンクール」での受賞作品から、
ロードセル鋼球とUスケールの荷姿改善事例をご紹介
させて頂きます。

■ロードセル鋼球

<改善前>

鋼球(コウキュウ)は球形で、一目で
個数管理がしにくかった為、専用の
置き箱を製作していたが、先入れ先出し
がしにくい。



<改善後>

廃材を活用して製作したレールを製品棚
の横に設置。
鋼球(コウキュウ)が流れ、先入れ・先出し
が可能になり、数量も一目で分かりやすく
なった。



 
   先入れ先出し可能。            数量も分かりやすい。


■Uスケール

<改善前>

パレットにUスケール本体と小物を
載せて納入していた。
緩衝材としての段ボールを廃棄していた。



<改善後>

専用台車を製作し、仕切りと小物入れを
付けることで、段ボールの廃棄がなくなった。



 
      専用台車。           台車の間に小物入れを設置。


荷姿改善コンクールの審査は、選ばれた複数の審査員が
実際の現場に出向き、作業者にヒアリングして改善の
意味を確認し、評価します。

また、応募作品は工場内の食堂にも掲示され、全従業員の
投票により入賞作品が決定します。

■審査員によるヒアリング(左)と投票の様子(右)
 

クボタ製品には、このようにモノづくりに携わる人の
製品への愛情と、少しでも早くお届けできるようにという
改善意識が込められています。