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研究室

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クボタが取り組む7つの研究室 「クボデジ・オーソリティ」

基礎工事費の圧縮が可能な7F-3型トラックスケール (超薄型ピット埋込みタイプ)

お客様がトラックスケールを導入される際に必要な初期費用は、
概ね次の4項目に分けられます。

 ① トラックスケールの本体価格
 ② 同上 運送費
 ③ 同上 据付工事費
 ④ 基礎工事費

このうち、大きな比重を占めるのが ④基礎工事費です。とりわけ、
ピット埋込みタイプのトラックスケールにおける基礎工事費用は、
深く掘れば掘るほど高額になります。というのも、掘削→配筋→
型枠→コンクリート打設→脱型という各工程においては、深さに
比例して材料費や工数が増えていくからです。また、基礎が深く
なれば、養生する面積が広くなったり、土留め工事が必要になる
など、追加費用がかかる場合もあります。そこで今回は、最近
ご採用が増えている浅い基礎に据付け可能な超薄型ピット埋込み
タイプのトラックスケール、7F-3型をご紹介します。基礎工事費
を低減し、トータルコストの圧縮が可能な点が評価されています。

最初に、基礎深さをクボタの通常タイプのピット埋込みタイプ、
3F型と比較してみます。


上記は、もっともご注文が多いひょう量:40t、積載台寸法:巾3m
×長8mのトラックスケールにおける比較です。3分の1以下の浅さ
です。どのくらい浅い基礎か?実際の7F-3型トラックスケールの
据付工事の画像でご覧いただきましょう。


通常の3F型、1,100mmのピット深さの場合では、ピットに降り立つ
と、地面(グラウンドライン)は腰上にきます。しかし、7F-3型では
膝下であることが分かると思います。

次に、現地搬入形態をご覧いただきます。7F-3型は組み立てられ
た状態でトレーラーで搬入します。



平積みの状態ではトレーラーの荷台からはみ出してしまうため、輸送
治具を使って斜めに傾けた状態で運びます。据付けは、組み立て状態
の積載台をラフタークレーンで吊って行います。



下の画像は据え置いた状態です。開口部の四隅にデジタルロードセル
が、真ん中の開口部には接続箱が設置されています。この後、メイン
テナンスカバーで蓋をしますが、点検時や修理時にはカバーを開けて
作業を行います。



最後に据付けが完了した状態を、反対の位置から撮影した画像で示し
ます。



このようにスペースが狭い三角形の敷地にも据付け可能である点は
超薄型7F-3型の特筆すべき長所です。

以上、7F-3型トラックスケールのコスト優位についてご紹介いた
しましたが、逆に3F型と比較した場合、7F-3型は、①本体価格、
②運送費、③据付工事費 においては割高です。部品点数が増え、
またトレーラーやラフターが必要になるからです。しかしながら、
それを差し引いても余りあるほど①基礎工事費の低減が大きい
ため、お客様のご好評を頂戴しています。

トラックスケールの導入をご検討中のお客様で、初期費用をトータル
コストで圧縮したいとお考えのお客様、さらには地下に埋蔵物があり
基礎を深く掘れないお客様、岩盤が堅く掘削工事が困難なお客様、
スペースが手狭で通常タイプのトラックスケールが設置できない
お客様は、ぜひ7F-3型トラックスケールをご検討いただきますよう、
自信をもってお奨めいたします。