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研究室

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クボタが取り組む7つの研究室 「クボデジ・オーソリティ」

修理後の分銅校正~KM-D編~

久宝寺工場内にあるクボタ計装関西支社の現場には、天井クレーンがあります
ので、吊りはかりやKM台秤などの大きめのはかりの修理・調整が可能です。

今回は、そこで修理されたKM台秤の分銅校正について紹介いたします。
(特定計量器以外の例です)

使用する基準分銅はこちらです。

■基準分銅





基準分銅には、このように番号が付されており、質量標準の管理に使われています。


はかりに基準分銅を載せる場合には、シートを間にはさみます。
お客様にご使用いただくはかりの保護はバッチリです。




ここから校正です。

天井クレーンで吊られた分銅を順に載せていき、重量値をチェックします。




■重量値を指示計で確認。




ひょう量1500kgまで、キッチリ重量値が出ました。


続いて、偏値誤差の確認です。
ひょう量(1500kg)の1/4(375kg)以上の分銅を使用して確認する必要が
ありますので、ここでは500kgの分銅を使用し、中央と四隅に置いた時の
重量値をチェックします。





全ての場所において、”500kg”と表示されましたので、このはかりは校正完了となります。


このように、修理させて頂いたはかりは、重量の確認を充分に行い、お客様にお返し
させて頂いております。