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研究室

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クボタが取り組む7つの研究室 「クボデジ・オーソリティ」

コイン精米機『クリーン精米屋』がある風景

本誌記者は『クリーン精米屋』が実際に使われている現場を目撃すべく
突撃取材を敢行した。

6月某日、場所は『クリーン精米屋』を生産しているクボタの工場に
ほど近い大阪府下某所。



記者が張り込みを続けていると、スクーターで颯爽と現れたお母様が
『クリーン精米屋』の扉を開け、中に入るとおもむろに米袋から玄米
を投入。



続いて100円玉を投入すると、迷うことなく右端のクリーン白米
ボタンをプッシュー。



次の瞬間、精米が始まり白米タンクにどんどんドロッピング。



固唾をのんで見守るなか、わずか2分足らずで精米が終了した。



艶やかに光るクリーン白米を米袋に詰めるお母様の背後から、
記者はインタビューを試みた。

記者S「こんにちは。ここにはよく来られるんですか?」

お母様「ええ、1ヶ月に1回、10kgずつ精米に来ます。夫婦二人
     暮らしなので、たくさん精米すると鮮度が落ちるから・・。」

記者S「玄米はどこで入手されているのですか?」

お母様「知り合いの生産者から30kg袋で購入しています。それを
     10kgずつ小分けして精米に来るのよ。」

記者S「今日はクリーン白米コースでしたが、いつもそうなんですか?」

お母様「その時々でいろいろですわ。七分つきにすることもあるわよ。
      今日は主人からクリーン白米にしてって頼まれたから・・。」

記者S「やはり精米したては味が違いますか?」

お母様「そりゃーぜっんぜんおいしいよ。ほら、このお米を触ってみて!」



記者が触らせていただいたクリーン白米は、まだ温かさが残る艶やか
なお米でした。

そこへ自転車で登場したおじい様、お母様とは旧知の間柄らしく
ひとしきり世間話に花を咲かせた後、『クリーン精米屋』に併設
されているヌカハウスに入っていかれた。精米で除去された糠(ぬか)は
自由に持ち帰りいただけるよう貯蔵されているのだ。



再び、記者がインタビュー。

記者S「糠はどういう用途にお使いですか?」

おじい様「ええー肥料になりまんのや。ホームセンターで買った
      牛糞とこの糠を混ぜて家庭菜園で使うてま。」

記者S「野菜ですか?」

おじい様「さいです。今は、なすびときゅうりですわ。」

このように、地域のコミュニティーのなかで、おいしいお米が食べ
られるだけでなく、お米の研ぎ汁が少なくて済むため環境にやさしく、
さらには糠も余すところなく有効利用される・・・
みんなの笑顔が思い浮かび、『クリーン精米屋』を後にして、温かい
気持ちで記者は社への帰路を急いだのであった。(了)