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研究室

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クボタが取り組む7つの研究室 「クボデジ・オーソリティ」

新・D-LCフィーダ対応コントローラ

久しぶりの研究室情報の更新です。

世界的不況の影響で、樹脂コンパウンド業界の状況は厳しく、
当社の粉粒体関連機器の売上も伸び悩みが見られましたが、
このところ復調の兆しを見せております。

そのような中、待望の粉粒体関連機器の新製品が登場しますので、
ご紹介致します。

過去20数年間、日本国内で数多くのお客様にご愛顧頂いた
フィーダコントローラのシリーズが一新しました。

 ”KF-C3000シリーズ”(制御盤収納タイプ : 下写真)
 ”KF-M3500シリーズ”(機側盤タイプ)





最大の特長は、「デジタルロードセル(D-LC)」との接続が挙げられますが、
詳しくは次の3点です。

【特長1】 さらに安定した粉粒体供給に!

D-LC対応だから従来のアナログロードセル式フィーダに比べ、
計量精度がアップしました。
(内部カウントは419万カウントと従来比で約4倍)

また、D-LCだから耐ノイズ性に優れていることと、温度変化による
誤差が少ないので、様々な現場環境においても、アナログロードセルでは
解決できなかった問題も対応できる可能性が広がりました。


【特長2】 通信機能が拡充!

PROFIBUS、DeviceNet、Modbusなどのデータ通信が可能になりました。
(オプション対応)

多様化するお客様の生産管理システムとリンクし、フィーダの供給管理の
幅を広げます。
 

【特長3】 メンテナンス性がアップ!

USBメモリ(付属品)により、コントローラの設定値の一括呼出しや
一括書込みができるようになりました。
キメ細かい制御を行うフィーダは、どうしても多くの設定値入力が
必要ですが、これで簡単に操作できます。

また、万一の不具合発生時などは運転中にUSBメモリで運転状態が
記録できます。(約45分間分の運転)

これにより、不具合の原因特定もメール送信などで遠隔診断ができます。

もちろん、D-LCだからコントローラ交換時の分銅による調整は不要。
様々な角度から、フィーダのメンテナンスを考えました。


次月号でもう少し具体的にご説明しますので、使いやすさを実感して頂きます。